【Procreate】マスクやクリッピングを使って色をはみ出さずに塗る方法・使い方の違い
Procreateで色をはみ出さずに塗る方法の紹介です。
色をはみ出さずに塗ると言っても、今回は「枠線からはみ出さずに下地を塗る方法」ではなく「下地からはみ出さずに色を塗る方法」の紹介です。
少し見えにくいかもしれませんが、下の絵はカエルの口の中から線がはみ出してしまっています。
こういったところもはみ出さずに塗れるようになりますよ。(雑な絵でごめんなさい、、。)
「枠線からはみ出さずに色を塗っていきたいんだ!!」という方はこちらの記事をご覧ください。
➡︎【Procreate】基準とレイヤーを使って色を塗りつぶす方法
下地から色をはみ出さずに塗る方法は大きく分けて3つあります。
それぞれにメリットとデメリットがあり、うまく使い分けをすることでより思い通りに絵を描くことができるようになります。
順番に見ていきましょう。
Alphaロック
1つ目はAlphaロックを使う方法です。
一言で言うのであれば、まさしく「下地から色をはみ出さずに色を塗ることができる機能」です。
じゃあこの方法でいいじゃん!と思うかもしれませんが、メリット・デメリットがあります。
レイヤーにAlphaロックをかけるとそのレイヤー内では色がはみ出さなくなります。
レイヤーをタップし、「アルファロック」を選択しましょう。
すると指定したレイヤーの背景が透明になったかと思います。
その状態であれば口の中に何を描いてもはみ出すことがありません。
しかし、別のレイヤーはロックの対象にならないので、レイヤーを分けて色を塗ることができません。
メリット
1つのレイヤーの中で全てを完結させることができるので、例えば下地としてグラデーションをつけたい時やぼかしを使いたい時なんかは便利です。
デメリット
同じレイヤーの中でしか効果が発揮されません。
そのため色をはみ出したくないけれどレイヤーは分けたいと言う時には不向きです。特に、ハイライトやシャドーを書き加える際にはレイヤーは分けたいですよね。
⇨下地としてグラデーションやぼかしを使いたい時に使えるけど、レイヤー一緒になっちゃうからハイライトやシャドーを描くには向いていない!
レイヤーを選択
2つ目はレイヤーを選択を使う方法です。
一言で言うのであれば、「別のレイヤーで影やハイライトをつけたい時に使える機能」です。
レイヤーをタップし、「選択」を選びます。
すると指定したレイヤー(カエルの口の部分)以外に斜線が引かれたのがお分かりでしょうか。
これで今「口の部分が選択されている状態」になっています。
レイヤーを選択した状態であれば、同じレイヤー内はもちろんのこと、
別レイヤーに描いてもはみ出すことがありません。
「レイヤーを選択」すると別のレイヤーにおいても選択した範囲が適用されています。
メリット
同一レイヤーにも別のレイヤーにもはみ出さずに色を塗ることができるので超万能です。
下地にグラデーションやぼかしをつけたい時、別レイヤーにハイライトやシャドーをつけたい時なんかにも使えます。
デメリット
正直Alphaロックと比べて何が劣っているのか見つかりません、、。何か情報お持ちの方いたら教えてください笑
マスクをクリップ
3つ目はマスクをクリップを使う方法です。
一言で言うのであれば、「全体のうちの1部分を表示させたい時に使える機能」です。
「Alphaロック」や「選択」とは一味違う効果を発揮してくれます。
例えばワニの背後に扉があったとしましょう。
その状態でワニのレイヤーの「マスクをクリップ」をタップすると、
ワニが扉の中に収まりました。
レイヤーを見てみると左側に矢印のマークがされていますね。
矢印のされているレイヤーは、その下のレイヤーの絵の中にのみ表示されるようになります。
つまり、何が言いたいかと言うとはみ出さないってことです。
少し癖の強い「マスクをクリップ」ですが、うまく使えばはみ出さずに色をるりたい時にだって使えます。
メリット
色を塗る時だけでなく絵の中に絵を納めたい時なんかによく使います。(むしろ色を塗る時に使う人は少数かも、、?)
しかし柄やグラデーションの一部を表示させたい時なんかはとても便利な機能なので活用してみてください。
デメリット
必ず別レイヤーになってしまうため1つのレイヤーにまとめて描くことはできません。
また、写真のようにレイヤーを分けて描いた絵を「マスクにクリップ」する場合。全てのレイヤーで「マスクをクリップ」しないといけないので、なかなか面倒くさいです。
以上、「Alphaロック」と「レイヤーを選択」と「マスクをクリップ」の使い方の違いについてでした。